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ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』(ポケットモンスター ダイヤモンド パール[注 1][1][2]、英名:Pokémon Diamond and Pearl Series)は、ゲームポケットモンスターシリーズ』を原作とするテレビアニメテレビ東京系列(TXN)などでは2006年9月28日から2010年(平成22年)9月9日まで、『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』の続編として放送された。「ポケモンDP」などと略される場合もある。途中からではあるものの、シリーズ初のハイビジョン制作でもある。
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概要 編集

主要記事: ポケットモンスター (アニメ)

ゲーム版『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』の発売日当日にスタートしたシリーズである。前シリーズのハルカと同様にゲーム版の女の子用主人公をモデルにしたヒカリがもう1人の主人公として登場する。『AG』最終回でサトシピカチュウエイパムシンオウ地方行きの船に乗り、『DP』1話のラストでシンオウ地方に到着することで前作と繋がっている。また、一部の話では過去のことが語られている。

今シリーズからは、かつて『無印編』の初期に首藤剛志が担当していたシリーズ構成の職が復活し、冨岡淳広が担当した。これにより複数の回にまたがる伏線が多数散りばめられるようになり、前作と比べてドラマ性が強いシリーズとなっている。

キャラクターデザイン一石小百合から『無印編』や『AG』の総作画監督を担当していた山田俊也が総作監と兼任する形で担当することになった。第171話からは総作監を広岡歳仁が山田から引き継ぎ、各話演出の浅田裕二須藤典彦と共同で監督を務めた。

アニメーション制作を担当するオー・エル・エムはプロデューサー単位のチーム制で作品制作を行うため、多くのOLM作品の場合、スタッフクレジットでチーム名がTEAM○○と表記される。本作でも井口憲明率いるTEAM IGUCHIが表記されていたが、第136話を最後に降板。これがチームとして最後の作品となった。第164話からは『たまごっち!』などの制作デスクを務めていた加藤浩幸が制作担当に就任し、新たにTeam Katoがクレジットされるようになった。

2007年で、ポケモンアニメ10周年を迎え、第32話「琥珀の城のビークイン!」でテレビシリーズ通算500回目の放送を達成した。2009年では、第132話「フルバトル!シンジ対サトシ!!(後編)」で通算600回目の放送を達成した。

本作は、ゲーム版の設定を『AG』以上に踏襲している点が見られる。同一シリーズ内では初めて四天王・チャンピオンが出揃ったり、ゲーム中にダンジョンなどで登場することになるパートナーキャラ(モミやミル・ゲンなど)が全員登場するなど、登場キャラクターにも恵まれている。一方で、無印や『AG』、『BW』と異なりストーリーの舞台が大きく移されることはなく最後までシンオウ地方の冒険であり、[注 2]、ゲーム版『ブラック・ホワイト』で新登場のポケモンが先駆けて登場することもなかった[注 3]。ただし『ポケモンレンジャー 光の軌跡』、『ポケモン不思議のダンジョン』、『ハートゴールド・ソウルシルバー』の発売に伴いそれに連動した話は作られている。

本作の最終回は金銀編やAGのようにラストで新地方に向かうのではなく、サトシとピカチュウがマサラタウンに帰還する後ろ姿で物語が締めくくられている。同じく最終回でサカキに呼び出されたロケット団ムサシコジロウニャースの行方がBW第1話で明かされることから、BWはサトシがシンオウ地方から帰還後のストーリーとされている[3][注 4]

その他、シリーズの変更に合わせて番組最後のミニコーナーも変更となり、「ポケモントリビアクイズ」に代わって「オーキド博士のポケモン講座」を改題した「オーキド博士のポケモン大百科」がスタートした。さらに、[4]2008年10月2日放送の第97話からは、クイズ形式に派生した「オーキド博士のポケモン大検定」として放送されていた。

TXNでの初回放送では初めてとなる3話連続放送の2時間スペシャルとして放送された。系列外の地方局については原則的には従来通り3週に分けて放送されたが、独立U局岐阜放送[注 5]テレビ和歌山[5]では同時ネットで放送された。

本シリーズ開始と同時に『NARUTO -ナルト-』が水曜から現在の木曜に枠移動してからは、19時台のアニメ枠と20時台の『TVチャンピオン2』→『チャンピオンズ』のスペシャルを交互に放送するようになり[注 6]、同時に年末年始以外でも特番の挿入などによる放送休止が多くなった。その後、2009年4月で長年放送された『木曜洋画劇場』の放送終了で2枠に分割された結果、19時台のスペシャルは『ポケモン』シリーズと後枠の『NARUTO -ナルト- 疾風伝』がおおむね交互に放送されるようになった。

スペシャル時などのコーナーナレーションは服部伴蔵門が担当している。

番組最高視聴率は第1-3話(2時間スペシャル)の9.3%、平均視聴率は6.4%[注 7]

本作放送終了後は、引き続き全てのネット局で『ポケットモンスター ベストウイッシュ』が放送されている。

2011年2月3日には1時間スペシャル『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 特別編』が放送された。2話の新作エピソードでは、ヒカリとタケシをそれぞれ主人公とし、サトシと別れた後にあった出来事[注 8]を描いており、放送時『ベストウイッシュ』放送中であったが『ダイヤモンド&パール』の話の為、 OPやEDも本作最終回時点でのものが使用された。

関東地区での視聴率は7.1%。遅れネット局では30分ずつ2話に分けて放送されたが、四国放送では放送されていない。

シリーズの中で唯一、欠番や未放送(お蔵入り)となった話が存在しないシリーズでもある[6]

番組内で行われた特別企画 編集

シリーズ10周年企画
このシリーズの放送期間中にはテレビアニメの放送が10周年を迎え、[4]2007年3月8日放送の第30話(1時間スペシャル)から10月4日放送の第49・50話(2時間スペシャル)までは放送の冒頭に10周年を迎えたことを知らせる短い告知が挿入された。なおこの期間中の「ポケモン大百科」はタイトルコールがカットされ、冒頭の数秒間の間に画面の右上にタイトルが表示されていた[注 9]
ギザ元気キャンペーン
またTXNでは2009年4月2日放送の第121・122話(1時間スペシャル)から6月25日放送の第133話まで「ポケモンでギザ元気!」キャンペーンとして、冒頭には中川翔子の掛け声とともに「ギザみみピチュー」のキャンペーンロゴが挿入され[注 10]、番組中に出てきたキャンペーンロゴを数えるクイズに、テレビ東京あにてれ内にある公式ホームページ上で答えて正解すると、パソコン壁紙携帯電話の待ち受け画像が貰える+その壁紙・待ち受けに記されている全てのキーワードを集めて応募すると豪華賞品が貰えるという企画が実施された。

また、この期間中は前述の「ポケモン大検定」に代わって『ポケモン☆サンデー』の出演者が番組ジャックとしてポケモンを題材としたショートコントをするミニコーナーが数回放送された。なお、キャンペーン開始当初は番組の最後にクイズのお知らせを挿入していたため次回予告が短縮版に変更されていたが、途中からはお知らせがテロップ化されたため通常版に戻された。

映像サイズに関して 編集

2000年代後半からハイビジョン制作のアニメ作品が増えている中、本作は前シリーズから引き続き標準画質(画面比4:3)で製作されている状態が続いていた。本編は2009年4月2日放送[4]の第121・122話(1時間スペシャル)からハイビジョン制作(画面比16:9)に移行した[7][注 11]

実際には3月26日放送の次回予告からハイビジョン製作に切り替わっている。また話の最後に挿入される「TO BE CONTINUED...」のテロップが「To Be Continued」となり、フォントも一新されたほかタイトルコール・アイキャッチの画像も更新された。

アナログ放送では当初サイドカットでの放送となっていたが、2009年10月1日放送の第145・146話(1時間スペシャル)からレターボックスでの放送に移行した。

あらすじ 編集

舞台はシンオウ地方。その地方のフタバタウンには1人の女の子がいた。彼女の名はヒカリ。母親のアヤコは過去にポケモンコーディネーターの頂点「トップコーディネーター」に立った有名人。アヤコに憧れるヒカリは自分もトップコーディネーターになることを目標としていた。10歳になって旅立ちの日を迎えたヒカリは、マサゴタウンに研究所を受け持つナナカマド博士から貰ったペンギンポケモン・ポッチャマと共にポケモンコンテストを巡る旅に挑んでいく。

その頃、カントー地方バトルフロンティアを制覇しハルカマサトタケシと別れた後、サトシはピカチュウとエイパムを連れて、シンオウリーグ出場を目指すためにシンオウ地方へ。しかし、後を追って来たロケット団の襲撃のせいでピカチュウが吹っ飛ばされてしまう。

エイパムと2人っきりになったサトシは必死にピカチュウを探し始める。一方、サトシとはぐれたピカチュウは旅を始めたばかりのヒカリに発見され・・・。

登場人物 編集

以下の人物・団体は個別項目を参照。

準メインキャラクター
シンジ - 古島清孝
ノゾミ - 早水リサ
ジュン - 鈴木達央

スタッフ 編集

各話スタッフ 編集

以下は、毎回エンディングの最初に表記されるスタッフである。

  • 設定協力 - GAME FREAK inc.The Pokémon Company
  • キャラクター原案 - 藤原基史、岩下明日香、森本茂樹、富田愛美、吉田宏信、八木裕之、太田敏、海野隆雄、にしだあつこ、江尾可奈子、斉藤むねお、外山健吉、吉川玲奈、渕野大樹、奥谷順、吉田絵美、後藤浩之、大村祐介、李ヒョンジョン
  • キャラクター設定 - 松島賢二、松宮稔展、西野弘二
  • 一部原曲・作曲 - 一之瀬剛、青木森一、佐藤仁美

主題歌 編集

当初はピカチュウレコードだったが、途中からソニー・ミュージックまたはビーイングが主に担当した。

オープニングテーマ 編集

  1. Together
    歌 - あきよしふみえ / 作詞 - あきよしふみえ・畑亜貴 / 作曲 - Rie / 編曲 - 市川淳
    • 第1話では使用されず、本編冒頭に主要スタッフがクレジットされる。初回を2時間スペシャルで放送したテレビ東京系列局・岐阜放送テレビ和歌山では第4話から使用。
  2. Ruten-no-toki
    歌 - 浜田麻里 / 作詞 - 浜田麻里 / 作曲・編曲 - 浜田麻里・大槻啓之
  3. AVERICE!!
    歌 - FENCE OF DEFENSE / 作詞 -田村直美 / 作曲 - 西村麻聡 / 編曲 - FENCE OF DEFENSE
  4. Eagle
    歌 - 浜田麻里 / 作詞 - 浜田麻里 / 作曲・編曲 - 浜田麻里・大槻啓之
  5. Dear.Old Fighter
    歌 - 真行寺恵里 / 作詞 - 真行寺恵里 / 作曲 - 真行寺恵里・小澤正澄 / 編曲 - 小澤正澄
  6. THANX
    歌 - 愛内里菜 / 作詞 - 愛内里菜 / 作曲 - 川島だりあ / 編曲 - 小澤正澄・鷹羽仁
  7. ライラ
    歌 - FLiP / 作詞・作曲 - 渡名喜幸子 / 編曲 - 葉山たけし・FLiP
  8. OVER THE BORDER
    歌 - ステレオポニー / 作詞・作曲 - AIMI / 編曲 - 小澤正澄・ステレオポニー

エンディングテーマ 編集

  1. 君のそばで 〜ヒカリのテーマ〜
    歌 - ヒカリ(CV:豊口めぐみ) / 作詞 - 畑亜貴 / 作曲:安宅美春 / 編曲 - 須貝幸生・鷹羽仁
  2. TILL THE END OF RUN
    歌 - 松田樹利亜 / 作詞 - 松田樹利亜 / 作曲 - 鈴木慎一郎 / 編曲 - 古井弘人
  3. もう歳だ
    歌 - 前田亘輝 / 作詞 - 前田亘輝 / 作曲 - 多々納好夫 / 編曲 - 葉山たけし
  4. DON'T LEAVE ME NOW
    歌 - 久松史奈 / 作詞 - 久松史奈 / 作曲 - 小澤正澄 / 編曲 - 難波正司
  5. DREAM AGAIN
    歌 - MANISH / 作詞 - 高橋美鈴 / 作曲 - 西本麻里 / 編曲 - 明石昌夫
  6. LOVE BOAT
    歌 - LISTEN UP / 作詞・作曲 - 古澤正弘 / 編曲 - 池田大介・LISTEN UP
  7. カゲロウ
    歌 - SCANDAL / 作詞 - HARUNA・TOMOMI / 作曲・編曲 - 小澤正澄
  8. Walking down the street
    歌 - 上木彩矢 / 作詞 - 上木彩矢 / 作曲・編曲:大島こうすけ
  9. 素顔のまま
    歌 - 愛内里菜 / 作詞 - 愛内里菜 / 作曲・編曲:小澤正澄
  10. BLACKXXX
    歌 - THE RODEO CARBURETTOR / 作詞・作曲 - 鍛冶毅 / 編曲:THE RODEO CARBURETTOR
  11. デイ・サレンダー
    歌 - DOES / 作詞・作曲 - 氏原ワタル / 編曲:DOES
  12. 摩天楼の雨男。
    歌 - イロクイ。 / 作詞 - ゆーり / 作曲 - なつき / 編曲 - 池田大介・イロクイ。
  13. 以心伝心
    歌 - アツミサオリ / 作詞・作曲 - アツミサオリ / 編曲 - アツミサオリ・古井弘人
  14. MAD LOVE
    歌 - Crush Tears / 作詞 - 小林ゆう / 作曲・編曲:小澤正澄
  15. 激情
    歌 - BREAKERZ / 作詞・作曲 - DAIGO / 編曲 - BREAKERZ
  16. ループ
    歌 - ねごと / 作詞 - 蒼山幸子 / 作曲 - 蒼山幸子・沙田端紀 / 編曲 - 佐藤宣彦

各話リスト 編集

放送日は全てテレビ東京系列のもの。

放送局 編集

劇場版 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ギラティナと氷空の花束 シェイミ』と『アルセウス 超克の時空へ』では『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール・プラチナ』となっていた。
  2. シリーズの副題で唯一ゲームの副題がそのまま使用された作品である。
  3. BWの新番組予告でも「新たなる冒険」と言われており、これはシンオウでの旅が終わった上で成り立つ台詞である。
  4. 4.0 4.1 4.2 TXNでの場合。
  5. テレビ和歌山では通常水曜に遅れネットで放送しているが、今回のみの特例である。なお、近畿地方の他の独立U局ではテレビシリーズでこのような事例が発生したことはないが、びわ湖放送奈良テレビが劇場版を同時ネットで放送したことがある。
  6. 『無印』では第38話『でんのうせんしポリゴン』がポケモンショックによって欠番となり、『AG』では第101話として放送予定だった『ゆれる島の戦い! ドジョッチVSナマズン!!』が新潟県中越地震の影響で未放送となっている。また、『BW』でも東日本大震災の影響で第23、24話として放送予定だった『ロケット団VSプラズマ団!(前編・後編)』が未放送となっている。
  7. あにてれ:ポケモンDP『4月からポケモンアニメがさらにパワーアップ!』
  1. 「&」は発音しない(番組中の次回予告などより)
  2. 劇中にはバトルゾーンは直接登場しないが、クロツグの台詞では他のフロンティアブレーンがいることが語られ、181話でハードマウンテンという言葉が出てきているので設定上は存在する。
  3. 映画『幻影の覇者 ゾロアーク』には登場。
  4. BW1話のサトシの部屋には今まで獲得したトロフィー等があり、本作で57話の名人から貰ったきあいのハチマキ、ハルカから貰ったヒメグマの置き物、タッグバトル大会で貰った2つの「やすらぎのすず」(一つはシンジから譲り受けたもの)とフタバ祭りのバトル大会で貰ったトロフィーなどがある。
  5. 岐阜放送では19:30から後続に放送している『NARUTO -ナルト- 疾風伝』を通常放送時も同時ネットしている関係で、今回に限らず同時ネットで放送したことがあるが、2008年夏以降は劇場版を除き行われていない。
  6. この場合、この番組のスペシャルの放送時間は19:59までとなっていた。
  7. 視聴率はいずれも関東地区、ビデオリサーチ調べ。
  8. 詳細な時系列は不明。作中では次作に関する描写は一切存在しない。サトシはタケシの部屋にあった写真でのみ登場している。
  9. この措置は、下記の「ギザ元気!」キャンペーンのロゴ挿入期間中にも実施された。
  10. この冒頭のキャンペーンロゴについては「ギザ元気!」キャンペーン終了後も引き続き挿入され、2009年9月17日放送の第143・144話(1時間スペシャル)まで使用された。
  11. これにより、TXNにおける2009年度までの画面比4:3での新作アニメは同じ木曜放送の『銀魂』(演出として画面比16:9になることもあった)と土曜日の『ケロロ軍曹』、火曜日の『うちの3姉妹』程度となった。
  12. レギュラー昇格は第92話以降。

出典 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集

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